2018/11/10

ゴミ屋敷の中で孤立死・・・。
誰にも看取られない・気付かれないままに。
孤立死や自殺等、お部屋の中で人が亡くなった場合、遺体の引上げは警察が行うものの、その後のお部屋のお片づけなどは原則家主様やご家族で行う必要が出てきます。
そんな中、今回は南区にてゴミ屋敷化したお部屋での孤立死の原状回復作業を手がけさせていただきました。
本当は自分たちで整理してあげたいけれど。
身内の方は孤立死された現場を前に、本当は遺品整理や形見分けを自分たちで行いたい、というご要望があったようですが、ひとまずは感染症や汚染箇所の拡散を防ぐために、さらには足の踏み場もないゴミ部屋となっておりましたので、必要品の捜索に尽力する旨をお伝えし、作業へと入りました。
様々な動産物が汚染された状態に。
一体どこに布団があり、どのような形で亡くなっていたのかを汚染された動産物を梱包しながら、体液が与えた物件へのダメージを探していきます。
動産物をかき分けてようやく床面が見えた段階でフローリングの様子を確認したところ、しっかりと輪じみができておりましたので、引き続き特殊清掃を進めていきます。
汚染箇所は完全除去を目指して。
フローリングを解体し、床下の特殊清掃まで行い、汚染箇所の見落としがないか確認をしたら薬剤を空間に噴霧しオゾン脱臭へ移ります。
他のスタッフが並行して動産物を一式搬出しましたので次は腐敗臭の脱臭を行います。
オゾン脱臭機稼働開始。
ゴミ屋敷での特殊清掃は、動産物を搬出すればするほど腐敗臭を強く感じる場合があります。
初めはそこまで臭いは強くないかな、と感じていても、積み重なった動産物の臭いが下に隠れている腐敗臭と混ざり、動産物がなくなって初めて本来の臭いがあらわになりますので、それを臭いの最高値とし、高濃度オゾン分子を滞留させていきます。
作業完了
お部屋の中はすべての動産物が搬出され、床面は一部解体されている状態ではありますが、無事に腐敗臭を感じなくならない状態へ原状回復することができました。
通常の遺品整理に比べてゴミ部屋清掃は少しお時間がかかりますが、そこに特殊清掃が必要な場合であっても弊社は対応可能ですので、どんな現場でも一度お電話いただければ最善の作業工程をご提案させていただきます。
この度はご依頼いただいたご遺族様へ感謝すると同時に、作業が無事に終了し一安心です。
整理・清掃、お気軽にご相談ください!