2018/11/10

※写真はイメージです。
港区のアパートにてお荷物整理と特殊清掃。
暖かくなるこの時期に
3月に入り少しずつ春の陽気も垣間見えるようになり、日中の気温の上昇も顕著になってきたように思います。
孤立死された方の発見事由に多くあるのが、「腐敗臭の漏洩」となります。
アパートやマンションなどの集合住宅の場合、上下左右の居住者の方が違和感を感じることから発見に至るケースも多く聞きます。
兎にも角にも現場を見ることが作業の第一歩です。
取引のある賃貸管理会社様より入電いただき、現場へお伺いさせていただきました。
特殊清掃に関しては、臭いの状況や物件へのダメージの具合を正確に判断するため、まずは現場を拝見させていただかないことには何も前に進めていくことができないと言っても過言ではありません。
クッションフロアに敷かれた布団の上で無くなっていたことからも、フロアの継ぎ目や汚染箇所の大きさ、解体の有無などを一つずつ確認していきます。
作業開始。1日目。
幸い保証人様が清掃費用と遺品整理費用を負担されるとのことでしたので、どのような作業を行い、最終的な費用がどの程度になるのかをご説明をさせていただき、作業日を決定させていただきました。
遺品整理班と特殊清掃班に分かれて、汚染された遺品の梱包を行なっていきます。
賃貸のワンルームでしたので、遺品を順次トラックへ搬出し、清掃箇所を明らかにしていきます。
除菌・梱包を繰り返しながら解体を進め、最終的に部屋が空っぽになった段階で、クロスの剥離を行います。
2日目。
汚染物を取り除き、部屋が空っぽになった状態で1日様子を見ます。
当初の腐敗臭の漏洩に関してはこの段階にてほとんど感じなくなりましたが、部屋のドアを開けると居室内は一変、未だ腐敗臭が立ち込めている状況です。
脱臭機の設置場所や稼働時間を居室内の大きさや臭気の具合に合わせてセッティングしていきます。
数日後、作業終了。
作業終了後の物件のクオリティに関しては管理会社様に隅々までチェックしていただきます。
リフォーム箇所を明らかにし、弊社作業に不備がないことを了承いただき全作業終了とさせていただきました。
孤立死後のお部屋のお片づけにお困りの方へ。
特殊清掃は業者によって汚染箇所へのアプローチの仕方が異なります。
中には見た目のみをキレイにして、結局臭いが残ってしまった、という施工事例も耳にしたことがあります。
弊社では腐敗臭の脱臭までを一つの目標とし、かつ最低限のリフォームで済むよう作業内容を現場ごとに組むことで多くのお客様よりご高評をいただいております。
これから少しずつ気温が高まるにつれて、不慮の事故が起きた場合にはお気軽にご相談くださいませ。