2018/11/10

中村区にて特殊清掃を行いました。
少し肌寒くなってきましたが・・・。
孤立死や孤独死など、夏場に多く聞かれることですが、弊社にはこの時期になっても未だお電話を頂く機会が多くなっているように思います。
確かに夏場は気温の上昇も激しく、熱中症などに繋がりやすい時期ということもあるため、不本意にもお部屋内で亡くなられることも少なくありません。
しかし、この寒暖の差が大きい時期だからこそ、注意が必要、ということも忘れてはなりません。
お風呂やトイレ・玄関
人が亡くなっている場所は様々です。もちろんベッドの上で、というパターンも多くありますが、それと同様に水回りや玄関口で亡くなっている、というパターンも数多くあります。
つまりどういうことかと言うと、この時期になると居室内を暖かくしようと暖房を使用する方が増えます。
その際、室温を上げる、また冷気を取り込まないためにほとんどの方は居室のドアを閉めます。
すると、自然と部屋と廊下やその他場所との温度差が生まれ、その状態でお風呂に入ろう、トイレに行こう、ちょっと玄関に用事が、といった具合で部屋を出た時の温度差によって心臓に負担がかかり、そのまま亡くなってしまうことが多くあるのです。
このような現象を「ヒートショック」などと呼んだりしますが、事実このようなケースで亡くなられる方は思いの外多いようです。
詳しくは弊社ホームページ「特殊清掃と病気のお話」をご覧ください。
玄関の特殊清掃
今回は玄関部分に体液が相当量染みている状況でしたので、すでに腐敗臭もエントランスまでかすかに臭っている状況でしたが、迅速に汚染箇所を清掃し、ひとまず居室外への臭いの拡散を防止していきます。
リフォームを前提に
腐敗臭の脱臭はほとんどの場合、清掃とオゾン脱臭だけで完結するものではありません。
のちのリフォームを前提とした汚染箇所の解体作業も必要となってくる場合が多くあります。
今回も一部清掃にて原状回復が難しい箇所を汚染物梱包作業として弊社にて行い、除菌や消毒を繰り返しながらオゾン脱臭へと移行しました。
遺品整理とオゾン脱臭
玄関の特殊清掃が終了した時点で遺品を搬出し、脱臭機をセッティングしていきます。
数日間の稼働を繰り返し、無事に腐敗臭を消し去ることができました。
体液や汚染物・臭いにお困りのお客様は是非一度スリーエスへご相談くださいませ。